スイッチを押す

相手を短時間で"口説ける土俵"にあげるためには、どうしたらいいのだろうか?

それは、"テクニック"を使うことだ。

本来、私は、あまり"テクニック"を人に勧めていない。
テクニックは、あくまで一時的な処方だからである。

しかし、そんな私でも、とりわけ短時間勝負の時は、
テクニックの力を借りたほうが得策と思うこともある。

では、その"肝心のテクニック"とは一体何かというと、
"あるスイッチ"を押すことだと思っている。

実は、人間は、自分の意思とは関係なく、思いもしない行動をすることがある。

まるでスイッチを入れられたかのように、
自分の意志とは関係なく、自動的に行動してしまう、不思議な原理が存在するのだ。

License to Steal 一条正都(ライセンストゥスチール)ネタバレ公開

例えば、動物を例にあげてみると、闘牛がある。

闘牛では、闘牛士は、赤いマントを使って、たくみに牛を挑発する。
牛もそれに向かって怒りとともに突進する。

しかし、考えてみてほしいのだが、そもそも、牛は、闘牛なんかせず、
牛小屋でいつまでも昼寝したかったかもしれない。

しかし、自分の意志とは関係なく、見事に赤いマントで挑発されてしまうのだ。